「自由=制約」を哲う
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「自由=制約」だって学生のころレポートを書いたら
それはまったく矛盾してると言われたことがある
自由ってなんだろう?
自由とはなんの制約もないこと
あたり前だけど、一度想像してみてほしい
なんの制約も縛りもないってことは
カオスそのもの
混沌を選ぶ自由もあれば、秩序を選ぶ自由もある
だから、正確には混沌だけでなく秩序すらないまぜになった状態
それが自由じゃないかと思うんだ
するとどうだろう
僕らの生きてる今とあまり変わらない気がしたりもする
普段僕らが意味する自由には、混沌のイメージはなくて
むしろ平穏で秩序だったものであるように思う
それはむしろ自由ではなく
混沌の中から「自らの意志で選んだ」秩序だと思う
赤信号を渡ってはいけない、という制約があるからこそ
青信号を時速50Kmで走り抜けてよい自由が与えられる
混沌の中で選んだ制約によって「偏った状態」が秩序なら
(通念としての)自由はこの制約から成り立っている
僕らの社会には自由がない?
世の中は制約だらけ?
それは違う
僕らが自由=制約を求めるからこそ
制約に縛られているんだ
秩序も混沌もその偏りすらとっぱらった自由があるなら
今いる場所そのものがすべてを許された
愛おしい自由なんじゃないか
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Category:哲うこと |
Date:2013/01/06