ふぃろそふぁー
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僕はなぜ哲学を専攻したのだろう
学生のころ、「お前はなぜ哲学を専攻しているんだ?」「哲学なんて将来に何にも結びつかないじゃないか?」「卒業して何をしたいんだ?」って、よく聞かれた。ほんと呆れるほど、・・・よく聞かれた。単純に好きだったし、生きていく上でどんなことにも通じているのが哲学じゃない?って思うんですけどね。実際、はじめはそう答えてたんですけど、卒業が近づき自分の将来の不透明さが目に見えてくるにつれ、答えに窮するようになってきた・・・そんな時期が思い出されます。ま、その不安のおかげでソフトウェア開発の学部を同時に専攻することになったわけですが・・・。初めから理系に進んでいれば哲学は専攻しなかっただろうし、、、かといって哲学をとっていなければコンピュータの世界にここまで足を踏み入れなかったかもしれない。今思えば、ここにいたるまでにはいくつもの偶然と幸運が重なったような気がする。
結果的に理系学部を専攻しつつ哲学を専攻できた時間は、僕にとっては非常に有意義だった。今の受験戦争で、ただ教科書を左から順番に記憶していくことにどれだけの意義があるのか甚だ疑問だ。少なくとも哲学という学問には受験戦争で身につけたあの神業的な「技術」はあまり役に立たなかった。教科書持込OKの期末テストが頻繁にあるなど知ったときには、ちょっとショックでしたよ。
立花氏のコラム
まぁ、個人的な話はさておき、立花隆さんのコラムでこんな記事をみつけた。
「安倍教育改革「負の遺産」 「哲学」の崩壊は憲法問題...」(立花隆)
哲学科が日本の大学からなくなりつつあるんだそうだ。これも時代の流れなのか、、、。こりゃ、哲学部出身としては、記事にしとかないとね。興味のある方は、是非読んで見てください、ってか読んで。最近では、大学運営も変わってきたようで、資金繰りにも学部毎に競争があるらしい。結果の出せない学部には金はやれん!ということですかね?何をもって結果かっていうのもありますけど。とにかく、今や学問選択の自由も資本競争によって決まるのか。。。
学問の自由を憲法で謳っているのは日本だけ
そうそう、この記事を読んではじめて知ったのですが、
日本国憲法 第23条、「学問の自由はこれを保障する」
どの先進国でも、だいたい学問の自由って言うのは保障されていますけれど、憲法でこれを謳っているのって日本だけなんですって!あの狂った戦争を起してしまった反省からきているんでしょうけれど。こうみると日本の憲法の基本的概念って立派なんだなぁ、なんて思ったりします。
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Category:哲うこと |
Date:2007/06/01