ミレニアム・ファルコン号
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宇宙船で宇宙旅行に行って帰ってくると地球ではとんでもない時間が過ぎている。なんてSF話、昔はよく聞きましたよねぇ?ウラシマ効果ってやつね。最近、ある本を読んでいてこのウラシマ効果の時間差を求める公式があることを知りました。その名もローレンツ因子
(t=地球時間、v=宇宙船の速度、c=光速度)
しかもこの公式、導くだけだったら中学生の数学程度の知識でできるんです。今週末はヒマだったので久しぶりに数学の勉強をしてしまった。。。が、、、結局数式だけじゃ文型の僕にはよくわかんない
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ヒマだったので数式をExcelでグラフにしてみた。われながらこの一人遊びっぷりに感心 まぁ、今日は雨だし。。。うんうん。これならわかりやすい。横軸が宇宙船の速度(光の速度に対する%で表示)。縦軸が、その速度で1年間航行したときに経過する地球時間。このグラフをみると光速に近づくほど、ウラシマ効果が顕著になることがわかります。ちなみに、光速の99.5%の速さで1年航行すると地球では10倍の10年の歳月が流れます。99.9999%なら約700倍の700年の時間が経過します!
逆に言えば、この速度まで達することができれば人は1年間で約700光年向こうまで飛び立つことができるってこと、ですよね?宇宙船に乗っている方からすると時間は変わらず進むので、たぶん空間が縮まったように感じるんでしょうか。前方の空間がゆがんで迫ってくる感じになる(!?)でしょうから、あのスターウォーズで、ミレニアム・ファルコン号がハイパースペース航行するときにさ、進行方向の星々がびよーんて伸びる。あながちあの感じもウソとは言えないのかも?どうなんでしょう?必死に思考実験してみましたが、結局よくわからず… 僕の想像力を超えたみたいです。
ちょっとまじめな話になりますが…この式が正しいとすると、速度が速くなればなるほど空間も時間も集約する。光速度でそれはMAXになり空間は無限大に縮まって無になってしまう。地球時間で何万光年先だろうと、宇宙の隅々だろうと一瞬で行けてしまう、ということになりません?(あってるかちょっと自信ない。)光にとって今いる場所が宇宙全体と一致しているような感覚になるってことですよねぇ?夜空を見上げたとき、見える星の光が100光年先の星だったら光は100年前の過去の光。。。な、はずですが。光の視点から見ればすべては一瞬に起こっている。過去も未来もたった今起こっているということになる。相対的な空間と時間の広がりの中では、宇宙の広がりは無限にただ1点に存在している。
前に読んだ、「神との対話」(ニール・ドナルド・ウォッシュ)。全ての物事は過去も未来も今この一瞬に起こっている。星空を見上げたとき、それと同じことが体感できるみたいなことが書いてあった部分が唯一僕には理解できなかった。これって、そういうことだったのかしら。。。
こうしていると数学もなかなか面白い。
いや、久しぶりに頭が疲れました。来週こそは週末インラインしに行こう。
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Category:哲うこと |
Date:2006/11/13