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[DVD] 三船ウィーク

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やっと、仕事も落ち着き過残業対策として、数日間の有給休暇をいただいておりました。年末年始から暇なしだったので、色々やりたいことはたくさんあり、てんこ盛りの数日間でしたが、充実した休日を送ることができました。

その中のひとつに、「黒澤映画を見る」という自分に課したタスクがありまして、この数日間で黒澤明映画をたてつづけにみました。今年は黒澤監督没後10年という節目らしくて、ちょうどBSで特集がやってます。ほぼ一年かけて、黒沢映画を一挙公開するようです。BSがみれない私はビデオ屋に駆け込み見たかった映画を借りあさってきました。っていっても3本ですが。。。



まず、1本目はこれ。「椿三十郎」がみたかったので、せっかくだからその前編となる「用心棒」から見ないと!主役が世界の三船敏郎。考えてみると三船映画みるの始めてかも。。。これで、三十郎みる前から、すっかり三船の虜に。



2本目は、前から見たかった「椿三十郎」。う~~~ん。。やっぱり、三船様かっちょいい~ぞ。最近、織田祐二版の「椿三十郎」がでてますが、これ黒澤映画のものと脚本おんなじものを使っているって、聞いた気がします。血が飛び散るシーンとかは、演出を変えたらしいですが。ますます、新しい三十郎も見てみたくなったよ。



最後の一本が、「七人の侍」。はい。今まで、避けて通ってました。映画好きで七人の侍見てないなんてっ!といつも言われ続けながら。。黒澤映画って、割と見てきたほうだと思うんですが、なぜか七人の侍には縁がなかったんですね~。今回借りてきたのは全部、面白かったですよ。特に三十郎シリーズはさらりとみれて楽しかった。こういうクラッシックの映画見ていると最近の演出がいかに過剰かってよくわかりますね~~。刀で人をきる効果音とか、いまみたいにズバッ~~とかいわないんですよ。用心棒なんて、ほぼ無音!?ま、なんにしても黒澤明監督というより、三船敏郎にズバッ~~~と、斬られてしまいました。渋いなぁ。

三船敏郎といえば・・・学生のころの、退職して隠居生活をしている60代のアメリカ人のおじちゃんと知り合ったことがあるんです。この人、謎の多い経歴の持ち主で、どういうわけか三船敏郎と会食をしたことがあるんだそうでね。「あんなぶっきらぼうな役をやっているけど、リアルの彼はとーっても紳士な方でしたよ。…like you」なんて言ってたんですよ。この最後の Like You(君に似て)。。。といわれたのがすごく気になってたんですね。ま、僕が紳士な人間だってのは当然として(www 冗談です)、当時、三船をよく知らなかった私としては、褒められてんのかジョークなのかよくわからず、へぇ~~。とただ右から受け流していたんですねぇ。ずっと、その言葉が気になりつつ、この年になってしまいました。今になってようやく、ものすごい褒め言葉だったのだとわかりました(笑)
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Category: | Date:2008/04/15


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