『カモメ食堂』、『めがね』につづき『プール』みました。
かもめ食堂のスタッフさんが多く集まって作っているようで、独特の空気感が好き。
カモメ食堂ほどのインパクトはなかったですけどあの独特の雰囲気は健在です。
今回の舞台は、タイのチェンマイ。



海外なんかで翌朝の早朝に扉を開けた瞬間の空気が僕は好き。
初めて外の空気に触れた瞬間、どの土地にも独特の音があるような気がする。
耳慣れない鳥の鳴き声や風のざわめき、日差しにも、時間の流れにも音色がある。
きっと日本にもそんな音がある。
普段聞き慣れてしまうとたぶん聞こえなくなってしまう。
だから旅先でも聞こえるのは特に初日なのだ！
このシリーズの映画を観ているとそんな音が聞こえてくる気がする。

曇った過去からはなれて、見知らぬ土地で澄み切った大空を仰いだ経験はない？
いつも目の前に新しい一日が広がっている単純さに気付かせてくれる音。
たぶんほんとうは、旅先でなくとも
いつもの通勤バスの中でも、
いつもの狭いアパートの窓からも
常に新鮮な音が聞こえてるはずなんだよね。
映画を観ながらふっとそんな思いがよぎった。