[DVD] 地球が静止する日
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前から気になっていた映画。。。映画館で見れなかったので、レンタル屋で借りてきてみちゃいました!宇宙人ネタ好きの僕としてはかなり面白かったです。このメッセージ性もなかなか絶妙で好きです。
やっぱりね。。。いつもいってますけど、もし宇宙人がいて地球より遥かに長い歴史と科学技術をもった文明があったとしたら、彼らは間違いなく友好的な人種なんじゃないかと思うんですよね。好戦的で排他的な思想ほど無駄の多いものはないと思うし、そもそも生きるという理由が地球人の僕らと一緒だとしたら、生命と魂の進化を地球人よりも早く遂げているはずなのでは・・・と思ったりする。
だから、宇宙人が現れて、ぱーーっと、この閉塞した地球文明に新しい光を当ててくれたら、てっとりばやいのになぁーーなんて半分冗談で思うことがある。
ただ、この映画で描かれている宇宙人は必ずしも友好的ではない。
そこで、それとオーバーラップして最近よく思うことがあるんですが
「悲劇」ってなんだろう?って。
自分の悲劇や不幸を嘆く人がいますけど、もしもその悲劇そのものに目的があったとしたら??それは果たして悲劇なんだろうか??って思うんです。(目的というより意志といったほうがよい?)その意図が見えないからこそ不運だと感じるのではないかなぁ。。。人生には無駄など何もないかもしれない。。
たとえば、九番から文化村に行くには、あの「うさぎ園」の坂道を登らないといけないわけですよね?(すみません、地元ネタで。。。)もし仮に、文化村に行きたい人が道を尋ねたとしますよね??僕は、文化村の位置を知っているからこそ、そこの坂道をお登りなさいと薦めます。その人は厳しい坂を登らなければならない自分の不運を呪うでしょうかね?逆に、坂道を登るのがいやだからと、反対方向に進んでいる人がいたら、いつまでたっても目的地には着かない。それでいて平坦な道ばかりでラッキーだ!といえるのだろうか。。。
これはね、僕らの人生にも言えるんじゃないかと常々思うのですよ。
自分の不運を呪うのは、自分の意識に無知だからじゃないのかって。
で、映画の話に戻りますが・・・
だから、仮に僕らよりも非常に文明と人間性に優れた存在が現れて、進むべき道が僕らよりも先に見えてしまったら??たぶん、「そこの坂道をお登りなさいな?」と、言うんじゃないかと思うんですね~~。つまり、非常に友好的であったとしても、危機を感じさせることが進化にホントにつながると信じるのなら、必ずしも友好的な態度を示さないかもしれない。。。僕らにとって本当の悲劇とは無知のまま行く先がわからず迷走すること。
(注:ネタばれあり)
ま、この映画は見てなくても予想がつく通り、宇宙人が地球の生態系を守るためにやってきて、人類を滅亡させるか、人類に変革のチャンスを与えるかという二択を迫られるわけです。。。映画の中では、触れられてなかったですが、はじめから人類を滅亡させるという選択肢はなかったんじゃないかなーって思うんですね。
映画の中でもクラトゥ(主人公)が言ってますが、宇宙には一切無駄なものはなく、本当の死というものも存在しない。全てはその形状を変化させ移り行くんだ。。。と。だからね、本当の死がない以上、人類を死滅させたところで根本の解決にはならないわけで・・・最大のテーマだった、危機を目前にして変革をするチャンスをつかむのが人類だ!と、そのためには、非常に残酷な仕打ちをしてみせる覚悟と優しさが彼らにはあると。。。甘さだけが愛じゃない。そんな風に感じたのであります。
この映画、地球人目線で見ると見せ場は、親子愛と、ノーベル化学賞を取るほどの人物がたどりつけた叡智の場面くらいしかないですが。宇宙人目線でみると相当面白いと思うな~。是非、クラトゥ目線で鑑賞ください~!
いあ。。。この映画で、というか宇宙人ネタで、これだけ熱くなれるのは僕くらいだろうね。。。^^;さーせんでしたっ(〃o〃)
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Category:映画 |
Date:2009/05/13