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[DVD] BABEL

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う~~~~~~~。
これレビューかけないよ!
監督は、メキシコ人のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ氏。
アレハンドロ・ゴンサレスって名前いかにもーーって感じだよね。

うーーん。そんなレビューは期待してないよな。



僕はね、映画ってエンターテイメントとして楽しくないとやだ。
そういう意味では、この映画は50点です。
おすすめはしませんっ!
映画全体に漂う雰囲気もあまり僕の好みではない。
内容的にも、一般的にウケる内容じゃないと思う。。。

それでも、作品として圧倒的な重みがある。
作品としては、90点以上の高評価をせずにいられない。
心の底からこみ上げるものがあります。
この監督の作品はじめてみるけど、その鋭い感性に圧倒されました。
見終わった後、しばらく頭が動かなかった。

世界各地で起こる日常の事件の断片を
時間軸をずらし、絶妙につなぎ合わせていく。
全てが交差して、交流しながら、人は何かを失うことを恐れ隔たりつづける
そして何かを失うことではじめて、向き合うチャンスを手にする。
人が再び交流ができないように、心の通わない世界・・・バベル崩壊後の世界の姿
それでも僕らはまた新たに目に見えない巨大なバベルを生み出そうとしているのかな?

自分で書いた記事だけど、八王子であった無差別殺人の後に
無数の断片が無機質にまたたくテレビのチャンネルを放浪しながら書いた記事を思い出した。

世界の「憂い」の断片をたくみに手繰り寄せて、
これでもか!と僕らに突きつけてくる。

これは、僕個人的な意見になってしまうけれど
この監督は世界の暗闇の中の小さな光を描きたかったのだと思う。

でも、僕は思う。
世界の暗闇を照らす小さな光など存在しない。
どんなに世界の闇が深くとも、それでも
その漆黒の闇そのものこそが、すばらしき世界なんだって。。。
このへんの感覚の違いがちょっぴり個人的に受け入れられないのかなぁ。
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Category: | Date:2009/09/11


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