リドリー・スコット＆トニー・スコット監督によるドキュメンタリー映画です。YouTubeとのコラボ（！？）映画で、世界各国のユーザーによってアップロードされた7月24日の日常の一コマを一本の映画にまとめ上げたもの。YouTubeっていう新しい媒体を使った不特定多数の撮影者・脚本家による新しい試みの映画とも言えるかも！？

ネットでの評価

ネットでの評価は、もっと高いと思ってたのだけど、以外にも賛否両論。たんなる日常のつなぎ合わせでつまんない。。。という声から。新たな試みに感動し高評価の声まで様々。

たぶん世の中にはすごいたくさんのどうでもいい日常が溢れていて、その日常が誰かにとってはとても非日常なことだったりするんですよね。その大量の日常の中にちょっぴりスパイスのように誰しもに「特別な日」がやってくる。最高にハッピーな時もあれば、信じられないくらいがっかりする瞬間もあって。また、その誰かの「特別な日」が僕らにとっては別段特別でもなんでもなかったりする。

単なる日常に写った人にはつまんないし、それが特別に感じる人もいるのかもしれませんねぇ。。。

世界が縮まって

世界がYouTubeでこんなにも縮まって、誰彼かまわず生活が垣間見れるようになって、それでも僕らの日常は彼らの日常とはどこまでも平行線。毎日吐いて捨てるほどのニュースを見て、一つの世界で起こっている幾万のも断片化された瞬間に生きている。様々な出来事に僕らは無関心でいる。本当はそれが正しい生き方なのかもしれないけれど、どこかでやっぱり僕らはつながっていたいんだ？それが悲劇のはじまりなのにね。。。

こないだリツイートした、ミヒャエル・エンデの言葉を思い出した。

この世界は断片だけから成り立っている。そしてどの断片も他の断片とはもう関係がなくなっている。わしらのところからあの言葉が消えてしもうてから、そうなったんじゃ。おまけに、なんとも困った話じゃが、断片はどんどん壊れ続け、お互いを繋ぐものが、ますます少なくなっている。　『鏡の中の鏡』

この記事を書くにあたって、ホームページを調べてたら。。。

YouTubeに投稿されたビデオが、映画になってまたYouTubeに戻ってきているようです。このドキュメンタリー映画、今ならYouTubeで無料で全編視聴できるようです！（ビデオ屋でせっかく借りてきたのに。。。。）

興味があればどうぞ
http://www.youtube.com/user/lifeinaday