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[DVD] The Clone Wars (スターウォーズ)

Date:

アメコミっぽい感じの映像がうけつけなくって、今まで敬遠してたのですが、
100円だったので、1本だけ借りてみちゃいました。

スターウォーズファンのみなさん
いやややや、これ意外と好印象ですよ!!



内容に触れる前に、映像について語っておきたい。
なんといってもスターウォーズシリーズは内容以上に
世界観だったりビジュアルを大切にする人が多いですよね?
だから、アニメ版ってどうなのよ??って想いがなかなか拭えない。

ちなみにこれが、以前TV放送されていた2Dアニメ版のスターウォーズの映像



ちょっと、これはナシですよね?(ちゃんと見たことはないんですが)
トゥルーパーとかメカはベタ塗りで味がないし
オビ・ワンやアナキンがアメコミ風のどんだけキャラに変身してたり
ヨーダの目がギョロギョロしていたりっていう、
あの独特のデフォルメもどうしても受け付けられない。。。

このイメージが抜けなくって、3Dアニメ版の『Clone Wars』も
ずっと敬遠してたんです。。。

スターウォーズの特徴っていうのは、何をおいても「汚れ」だと思う。
ピカピカのメカがでてくるよりも、むしろ使い古されたポンコツのマシンがあったり
油にまみれたドロイドがでてきたりする。
見てる側は、そこに異世界の生活感を垣間見たり、リアリティーを感じたりする。
空想の世界だけども、ホントに宇宙のどっかにそういう世界があるんじゃないか
っていうリアリティーにつながっていく。。。

アニメだとこの「汚れ」感とか、独特のリアリティーを帯びた世界観がなくなってしまう。。。
と、僕はずっと敬遠していたわけです。

ところが、、
この3Dアニメ版は(最初の4話を見てみただけですけど、、、)
実写版の独特な世界観を残しつつ
斬新な映像がなかなかどうして良く出来ているのです!

今回のClone Warsは、ざっくり言えば人形劇です。



人形劇で物語を語り継いでます。。。的な
どこか、紙芝居のようなおとぎ話をみている、そういう錯覚を起こします。

3Dの動きや、アニメーションはかなり雑!!(たぶん、わざと)
木が倒れるシーンとか、おもちゃか!と、突っ込みたくなるくらいボテ。。。と倒れる。
キャラクターの動きも、しっかりモーションキャプチャーで取り込んだ動きというより
どこか、ストップモーションでとったような、「ぎこちなさ」が残ってるんですね。
この「ぎこちなさ」が、あのアメコミみたいなキャラの違和感を
人形としてなぜか自然に受け入れさせてしまう。



それでいて、人形劇ならではの「質感」がよく描かれてる。
しっかりと影や汚れを描き込んでいるんですね。
テクスチャは2Dアニメのようであり、リアリティー溢れる実写版のようでもあり
これまでのシリーズとはちがった現実感というか、、、「質感」があります。
これが「汚れ」によって現実味を描いてきたスターウォーズシリーズに
見事に融合しているところが。。。素敵です!!
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Category: | Date:2010/01/24


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