ゆるゆるシリーズ(高岡英夫)
Date:
ゆる体操の高岡英夫さん、についてここのところハマっている。
バラエティに、ゆるゆる体操~~~なんてちょくちょく出演しているから知っている人もいるのでは?
僕は、かるーーーいスポーツオジサンだな、、、くらいに思っていた。
実は彼、格闘技(特に合気道)の達人としても有名なのだそうだ。
YouTubeに嘘みたいに相手が転がってる映像があったりする!
そこから、文武両道ということで自分の体をモデルに
スポーツ理論を体系化しようと色々研究をなさっているようだ。
スポーツ選手のトレーナーとしても活躍しておられるようです。
骨の関節っていうのはツルンツルンなんだそうです。
それをしっかり固定するために筋肉が体を締めている。
筋肉は骨を動かすためにあるだけでなく、骨を固定するための役割がある。
この筋肉を増強することで、体を鍛えるのが一般的なトレーニング方法ですが
実は、つるつるの関節の動きをかえって鈍くしていることがあるんだって。
大切なのは、体の余分な力を全て排除すること。。。
そのためには、おもちゃのジェンガのバランスを取るように
地球の軸(重力)に対して体の重心をまっすぐに乗っける。
これが一番体にとって力の負荷の少ない状態ですよね?
この微小な「点」を探すことが達人への道なのだ。
この点や軸を体現しながら行う達人の所作には力の無駄がない、ということらしい。
それは、一流のスポーツ選手も職人も同じく共通しているんだそう。
そうすると、人間の体は信じられない程の力を発揮するのだそうだ。
この先はもうアッチのレベルの話しを聞いているようで
僕には半分も理解できなかった。。。ので、
この程度の説明しかここではできませヌ。スミマセン。。。
とにかく。。。
体にはこの重心を探し出すための体の斜度を検知する感覚器官があるが
(恐らくそれ以外にももっと多くを感じとることができる。。。)
現代人は特に体の各機関に神経を研ぎ澄ませ耳を傾けてない。鈍感なんですね。
体がガチガチなんだそうです。
前に、お坊さんの叔父から坐禅を教わった時から、感じるのですけども
坐る時は、とにかく全身のあらゆる筋肉を弛緩しなさい、って言われる。
ところが、やってみるとわかりますが完全に脱力するってできないんです。
重力がありますから、体に全く力がなければふにゃっ!て倒れますもんね。
それでも、もっとも脱力できるポイントっていうのがあって
それが、きっとこの高岡さんの仰っている体のゆるゆると通じるところが
あるような、、、ないような、、、気がしたりしなかったり、なのです^^
自分の台座(足)に、上半身をストンってのっかるポイントがあって
僕には、そのポイントってのはよくわからないんですけども
たまーに、どすーんと「ハマった!」って感じる時がある。
こういうところに落ちると心身が融け合ってなんだかとっても楽になります。
達人になるとそういうポイントを一瞬で体が見つけるのだそうだ。
このゆるみっていうのが、人間関係にも重要だと、話しは発展します。
誰かが嫌い!っていう感情は、生理的に受付けない、のではなくて
許容できないっていう自分の心の許容量の問題なんだそうですよ?
心をゆるゆる~~にしてやると、この許容量が増えより多くを許せるようになる。
そうなると、ゆとりができるからストレスも感じにくくなる。
心と体は密接につながっているから、体をゆるめれば心も自然とゆるむ。
だから、ゆるゆる体操で楽しく体をゆるゆるにしましょぉ~~♪
っていうことなのだ。
現代社会には、大人にとっても子供にとっても
ガチガチに固定して狭い空間に閉じこもっている。
体が求めているのは、もっと「ゆる」い生活空間なのかもしれません。
その全ての答えもまた、自分の体の中の宇宙よりも広い空間にあるのだそうだ。
PR
Category:本 |
Date:2010/03/31