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憲法は、政府に対する命令である(C・ダグラス・ラミス)

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みてみて、この本のカバー!!



「憲法は、政府に対する命令である」(ダグラス・ラミス著)という本。
なんかすごいカバー!!
一瞬、ちょっと怖い人が書いた本かと。。。
ダグラス・ラミスさんの本ってわからなかったら
手にとることはなかったんじゃないか、と思う。。。

いつも思うけど、ラミスさんの本ってタイトルがものすごくとっつきにくいっ!!
僕みたいな素人でもすんごくわかりやすい内容なのにね。
よりによって、なんでこのカバーデザイン。。。!?

ま、外見はいいとして
書籍も人も大事なのは中身なのだ!(...ナンチッテ)
内容は、憲法の一般的な解釈からはじまって
日本国憲法(特に第九条 - 平和条項)を考えるというもの。

そもそも憲法っていうのは、「国民が国家に守らせるもの」で
国家が国民に守らせるものじゃないって、初めて知りました。。。
これまで、憲法っていうと政府なり国家が国民に対して
なにがしのものを義務付けるために交付したものだと勝手に思ってました。
それって、憲法のなんたるかもわかってないってことみたい。。。^^;

憲法第九条についていえば、国民がもう戦争をしたくない。
殺されるのはまっぴらだし、人を殺すのもたくさんだ!
武力闘争意外の方法で平和解決の道を探ろうよ!!!
って選択をした結果、国家に交戦権(他国と戦争をする権利)を与えない!という憲法をつくった。
これは、国民が国家に対して権力を制限している、ということなんですね。

日本国憲法を「押し付けられた」憲法などと言うことがよくあるけれど
そもそも憲法っていうのは、国家に対して押し付けるものなのだ。
問題は、誰が誰に押し付けているのかということをはっきり認識することだ。

ですから、自衛権だけじゃ国際貢献ができないよ?
憲法第九条を現実的な内容に書き換えなくてはダメだよ!
っていうのは、国民がそう判断するのならいいのですが、
政府が言う場合は負うべき義務を果たしていない、と言える。

権力を持っている人は、より大きな権力を欲するもの。
そのほうが、事は容易にすすみますから。。。
でも、それを見はって歯止めをかけるのが我らが憲法なのですね。

うーーん。なんだか、憲法は僕らの味方のような気がしてきた!!!(笑)
そんな一冊です。
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Category: | Date:2010/03/28


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