忍者ブログ

7巻!:竜馬がゆく(司馬遼太郎)

Date:

なんだか、書きたいことはたくさんあるんだけど
なかなか、ブログを書こうというところまでいきつかない今日この頃。

そうそう、やっと「竜馬が如く」7巻まで辿りつきました!
え?まだ、読み終わってなかったの?って思ったでしょ?今。。。
あれねぇ、4巻で失速するのよ、、、ほんっとに。

龍馬って言うのは、出世してほんとに活躍したのは最後の数年で
司馬さんったら、やっぱり彼の人生の時間の流れをちゃんと描くもんだから
ゆったりとした時間は、ゆったり流れるし、彼の人生でくすぶってた時期は
ちゃんと小説もくすぶっちゃっいます。
そんな時は、いきなりなかば強制的に幕末史の話にひきづり込まれたりします。
歴史苦手な私には、着いて行くのがやっと。。。だったり。
ところが、その丘を超えたら龍馬の人生の如く怒涛のように展開します。
それなら、最後の数年間に重点をおいて小説を書けばいいのにね。。。
でも、そこがブレるとやっぱり自伝としてなりたたないんだろう。
自分もくすぶったから、そして一緒に時流を見極めてきた(つもりになった)からこそ
あの強大な政府が、ここぞと言う瞬間に変転していく様が痛快なのだ。

今思えば、幕末史に起こったことって、なるべくして成っている気こそするけれど
当時の時世の中にいると、当時の常識の中で、あるべき姿が曇って見えるんだろうな。
それはきっと現代でもおんなじで、現実に不満をいだいているからこそ
様々な、批判やら批評が面白いように連日飛び交っている。
でも、やっぱりどこか今時の常識にあるべき姿が曇って見えてるんだろう。
きっとね、100年後の子孫がみたら、なんだそんなの、
しくみをちょこっとこー変えれば済むことなのにね、って言うんだろうな。

そのちょこっとが、わからん。
PR

Category: | Date:2010/07/16


忍者ブログ [PR]