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ケンポウ

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ねぇねぇ。
日本国憲法って読んだことある?
僕は、まったくなかったんですけども。

改めて読んでみると、ちょっと感動するよ。。。?

憲法の前文

戦争終結直後、アメリカ軍占領下の日本で
この憲法が制定されたんですよね?

平和に対する想いがひしひしと伝わってくる。
前文を要約するとざっとこんなことが書いてあるんですけども、

未来のわれらの子孫と諸国民のため平和の道を模索しないといけない。
そのために主権在民に反する一切を排除する。
平和を愛する諸国民と協力して信頼関係により平和を維持する道を模索する。
この崇高な理想を掲げて、全力をあげてこれを達成することを誓おう!


なんとも、力強い前文なのです。僕の要約じゃきっと伝わらない。。。;
日本国憲法は、「甘い!」って非難されることもあるみたいだけれど
これほどの平和理念をもった憲法が他にあるのかな。。。
それだけでも、日本って飛び抜けた個性をもった国なんだと思う。

押し付けられた愛すべき憲法

アメリカからの押し付け憲法だとか言われているけれども
きっとアメリカ人にとっても戦争は多くの傷を残したのかもしれない。
この理念はそんなアメリカ人の理想だったのかもしれない。
なにより、この憲法は当時の日本国民の多くの支持を得ていた、らしい。
これは日本国民の希望でもあったのだ。
単純に押し付けだというのは、ずいぶんと荒っぽい言い分かもしれない。
別に、それを誰が作ったかなんて、どうでもいいじゃん?
要はそれを使いこなす側の問題なんだ、という意見もある。

憲法第九条

それに憲法第九条が続く
こちらは、短いので、要約せずそのまま記載。

(第九条)
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。


前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



武力に一切頼らない平和外交によって、
平和の道を日本が率先して模索するんだ!
という意思がひしひしと伝わってくる。

平和憲法と武力

しかしながら、日本は日米安保(米国の武力威嚇により国防を行う)により
他国のそれとなんら変わらない道に戻ってしまった。
この憲法の理念は、今もこれまでも一度も実行されてきてはいない。
憲法を改訂しようという話は常にあるけれど
試しもせずに、この理念の無用さがわかるものだろうか。
とは言え、9条は朝鮮戦争から国民の犠牲を避ける目的で作られたという意見もある。
9条の意義というのは、人によっても様々なのだ。

僕らの選択にかかっている

結局は、自分がどういう社会で生活したいのかっていう意志を
みんなが持たないといけないってことなのでしょうね。

なんにしてもこういう理念を掲げている国の住民として生まれてきたんだなー
って、再確認した気がしました。
昔の人は、きっと僕ら子孫の平和のことを一生懸命考えて
この文章を作ってくれたのかもしれないもんね。

ちょっと興味をもったら、是非
日本国憲法 全文



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Category: | Date:2010/05/03


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