繁栄のツケ(ジュリエット・ショアー)
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われわれは繁栄のツケを払ってきた。
資本主義は生活水準を劇的に引き上げたが、
その代償として、はるかに骨の折れる勤労生活を営んでいる。
われわれは前よりたくさん食べているが、
摂取したカロリーを労働で燃やしている。
われわれはカラーテレビやCDプレイヤーをもっているが
それらが必要なのは、ストレスの多い職場で一日を過ごしたあとの緊張をほぐすためだ。
われわれは休暇をとるが、年間を通じて猛烈に働いているので、
正気を保つには休暇がなくてはならないのだ。
経済が進歩すれば、より多くの余暇に加えてより多くのモノが得られる、
という世間一般の通年は維持しにくくなっている。
経済学者 ジュリエット・ショアー
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Category:社会 |
Date:2010/12/19