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なでしこ隊と911

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今日テレビで、太平洋戦争中の特攻隊の物語をやっていた。
当時、特攻隊の身の回りの世話をしていた「なでしこ隊」(女学生)の残していた
手記をもとにつくられた物語のようでした。

家族に語ることも婚約者に語ることも許されず、命令を待ち
ただただ「なでしこ隊」に見送られながら出陣する若者たち。
国のために、散っていった若い命を見ていると胸が痛くなりました。

時期が時期なだけに・・・自決覚悟で相手艦隊に飛び込む姿をみていて、
なんだか、911の貿易センタービルを連想してしまった。
この時期放送するということは、ちょっとそういう意図もあったのかな?

貿易センタービルでなくなった方たちの悲劇の裏には、
同じように特攻を決意した若者たちの命があったんだろうなと想像すると胸が痛い。

テロ根絶なんてまるで汚いものを排除するかのように言い放つ報道もあるけど
むしろ、歴史を振り返ると日本人こそテロを起こしてしまった彼らの立場に
とても近いものがあるんじゃないかと、いう気すらしてくる。

僕らが日本人として、自分の胸に手をあててみたときにわかること。
敵はテロやそれを起こしてしまった人間ではなく
起こらざるを得なかった世界の仕組みなんだと思う。
911を思い返したとき、米国の悲劇に同情するのと同じ思いやりを
テロを起こした彼らにも向けてあげられる勇気が僕らにあるかな・・・?
思いやりとちょっぴりの勇気が僕ら自身に求められてるんじゃないかしら。

変わらなきゃいけないのは、米国でもなく、アルカイダでもなく
僕ら自身の意識なんだと、改めて思わされてしまった。


これはこの先100日でなしとげられることではないだろう。いや1000日でなしとげることもできないかもしれない。いやこの政権の間にすら、または地球上で我々が生きている間でさえ成し遂げられないかもしれない。しかし、着手しようではないか。” (ジョン・F・ケネディー)
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Category: | Date:2009/09/12


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