奈良へ、行こう!
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今年のGWは1日、2日の平日を利用して奈良へ行ってまいりました。なぜ奈良かって、最近TVでも盛んに奈良を宣伝していますが、宣伝に踊らされたわけではありませんっ(笑) きっかけは法隆寺宮大工の棟梁を務めた西岡常一さんという巨匠/職人の本を読んだこと[木に学べ / 木のいのち木のこころ] これはおもしろい本です。古建築の高い技術と美しさ。そこにあった自然と人間の共生の歩み。大工として人間として、木々や人を育むってなんなのか。とかく現代人の僕らが忘れがちな大きな視野をその大きな自然観と悠久の時間の流れのなかで思い出させてくれる。
余談ですが、奈良駅へ歩いていると、小川三夫さんと行き会いました!引っ込み思案な僕ですから影からそっと見守るだけでしたけど。この方、西岡棟梁の一番弟子で、棟梁亡き後を継ぐ現職の日本一の宮大工さんです。TVにもたまにでてます。って喜んでみたものの。。。周りは誰も気づいてないし、なんか一人で空回りな感じぃ?
さて、毎年GWには2年前から鎌倉→京都→奈良となんだか歴史を遡るような旅行をしてきましたが。。。今回の奈良はどこか和の文化の起源にちょっぴり触れられたような気がしました。去年は、京都の洗練された庭園を見て、自然を芸術的にとりこんでしまう京都文化の美意識の高さに感動しました。一方、奈良・飛鳥っていう時代はもっと素なんですね。大自然の中でその恵みを人間が最大限に活かし共存している。後の時代にみられる装飾のための技でなく、自然を最大限に活かすための技だからこそ、超人的で美しい。
古建築のヒノキに自然の生命力みたいなものを感じながら、調和という言葉にも色んな側面があるのだな、などと感じたりした。
旅行記後編へ
今回のベストショット集
写真でみる奈良
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Category:一般/日記 |
Date:2007/05/03