恒例の
Date:
週末は、モノレールに乗って高幡不動に行ってまいりました。モノレール出来てからというもの高幡不動へ参拝するのが非常に楽になりました。年始の参拝はここ最近の恒例行事になってまいりました。僕がいうのもなんですが、ここのお不動さんはかなり立派です。正面の不動堂のお不動さんも立派ですが、もう一歩奥に入った奥殿のものが特にずっしりとした空気の重さを感じさせてくれます。関東圏にしては珍しく古く、平安時代後期の作なんだそうですよ。関東三大不動なんていってひじょーに由緒のあるところなんです。(去年のブログでも触れましたが、更に奥にある大日堂の「鳴き龍」もお勧めですっ!!ここの鳴き龍はホントに鳴きますから!)
不動明王っていうのは、すっごい不思議な存在ですよねぇ。って、興味ない人にはどうでもいい話かもしれませんけど・・・ 仏教っていうのは僕の中ではどっか母系のイメージなんですよ。信仰対象の仏像なんかをみても男性とも女性ともつかない中性的で穏やかなものが多い。そんな中で不動明王って言うのは異質なんですよね。明らかに男系であり憤怒の形相をし、背後の光輪は燃え盛る真っ赤な炎。手にはむき出しの剣を握っている。どっからどうみても穏やかならぬ状況ですっ。これがおんなじ仏教の信仰対象となっているんですから不思議。元はインドのシバ神が仏教に取り入れられたものだそう。日本には奈良時代後半から平安初期にかけて空海によって伝えられたといわれております。まー。勝手に想像するに、その頃の仏教徒からするとひじょーにセンセーショナルな仏像だったんじゃないでしょうかね。
目の前に立つとものすごい存在感で守られているような心持になりますが、そんな異質のお不動さんが好きですねー。特に、ここ高幡の不動明王の存在感には身が縮こまる思いがします。ぐいっっと、にらまれた後、鳴き龍を楽しむついでに奥の大日堂まで足を伸ばして、ここの穏やかな仏様に癒されて帰ってくる。これが、なかなかのおすすめコースです。
PR
Category:一般/日記 |
Date:2007/01/21