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OHキャプテン、MYキャプテン

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(Carpe Diem from Odes 1.11 by Horace)
Tu ne quaesieris, scire nefas, quem mihi, quem tibi
finem di dederint, Leuconoe, nec Babylonios
temptaris numeros. ut melius quicquid erit pati,
seu pluris hiemes seu tribuit Iuppiter ultimam,
quae nunc oppositis debilitat pumicibus mare
Tyrrhenum: sapias, vina liques et spatio brevi
spem longam reseces. dum loquimur, fugerit invida
aetas: carpe diem, quam minimum credula postero.

和訳(してみた):
知り得ないことを尋ねることは神々への冒涜だ。
レウコノエよ。
私や君にどのような最期が用意されているのかを
バビロンの数占いに試みることなかれ。
神ユピテルがあと幾つの冬を越させてくれようと、
立ちはだかる崖にテュッレニア海を疲弊させる今年の冬が最後になろうと、
いかなる出来事をも受従しうることの方が遥かに尊い。
ワインを嗜(たしな)み、賢くあれ。
人生は短い。覚束ない望みなどは断ち切ることだ。
こうして話している間にも、時はうらめしくも過ぎていく。
今日この日を摘み取るのだ。明日に多くを持ち越さないように。



先日、イタリア語講座を見ていて覚えたのが、"un paio dis carpe"(a pair of shoes)という言葉。実は、これちょっと間違っているんですが、靴の事をイタリア語ではcarpe(誤)っていうんだ~~と、以来ずっと思ってたんですね。今日めずらしく、イタリア語をWebで調べたんですが、どう調べても靴=carpeってのがでてこない。。。ラテン語の詩「Carpe Diem」に行き着いちゃうんですね~。おかしいなぁ~~。と色々調べているうちに、"un paio di scarpe"だったことに気づいた。靴はイタリア語でscarpeって言うらしい。。。(恥)すんげー、どうでもいい話??

ついでに調べてたら、Carpe Diemの詩の全文を発見(上参照)。Carpe Diemっていったら、ちょっと思い出深い映画がある。「今を生きる」っていう映画。厳格な学校の規律と、両親や家柄からの重圧に、ある高等学校に通う学生は目先の勉学に盲目になっているんですね。そこへロビン・ウィリアムス扮するキーティング先生が現れ、生徒たちに甘美な詩を通して自分の意思で生きることの喜びと責任を自らの行動をもって伝える物語。その先生が一番初めに生徒に送る言葉「Carpe Diem. 今を生きろ!」。生徒につぶやくシーンがとても印象的。

この言葉は、古代ローマの詩人ホラティウスの有名な詩の一節からきてるんだって。日本語訳を探したんだけどなんか意味がイマイチよくわからない。ついでにラテン語の翻訳サイトを見っけたので翻訳してみよ~~。と、思ったんだけどラテン語って全くわかんね~~~><(挫折。。。)とりあえず、英訳を複数見っけて比較しながら解釈してみた。これがまたどのサイトも微妙に言ってることが違う。。。例えば簡単なとこだとvina liquesの訳。liquesっていうのは濾(こ)すとか絞るとかいう意味らしくって、ある英訳だとStrain the Vineって訳してある。。。これって、ワインを抑圧しろ(飲むな!)ってこと?でもなぁ、イタリア人が酒のむな!なんていわなそーだし。文字通りワインを濾せってこと??みつけた日本語訳では、そのままワインを濾せ!って書いてあるんだけど前後の文と合わせると。ワインを濾して賢くあれ!って。。。意味わかんなくね?自分でワインをつくって飲め?ってことかなぁ??英語Wikiでは、"Drink your vine"と訳してあった。なるほど、drink YOUR vineって訳すか。。。自分で酒でも作って、つまり嗜(たしな)めってことね。と、勝手に納得&解釈してみたり。。。自然な日本語にしようとしたら、かなり意訳になっちゃったw いあ~~~。翻訳って奥深いねぇ~~~。

参考
日本語訳: http://www.kitashirakawa.jp/taro/lit2.html
英語訳: http://blog.livedoor.jp/carpediem1043/archives/54874556.html
英WIKI: http://en.wikipedia.org/wiki/Carpe_diem
ラテン語辞書: http://humanum.arts.cuhk.edu.hk/Lexis/Latin/
PR

Category: | Date:2008/09/02


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