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クリーンエネルギー

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ガソリンの値段がまたまた高騰してますっ!しかも、CO2の排出などなど環境問題も手伝って、クリーンで効率的なエネルギー供給が求められるようになってきました。化石燃料に代わる新たなエネルギーの確保が必要になってくるわけですね。そこでこれに便乗するかのように!最近新たに見直しの声が密かに高まっているのが「原子力発電」です!!CMでも風力発電とか地熱発電の宣伝の最後に、ちょこっと「原子力発電もCO2の排出がないクリーンエネルギーです!」とか言ってますね。環境問題を扱ったバラエティー番組でも、こらからの環境問題の三本柱の1本に原子力発電の見直し!っていう項目がはいってました。

原子力発電ってほんとにクリーンなの??

はい。クリーンです!ガソリン代高いしね、排気ガスも激しいしね。原子力発電が危険っていったって、新時代のエネルギーには違いない!古い固定概念は捨てて原子力発電を見直しましょう!ガソリン代に生活費が削られるし、背に腹は変えられん!って感じでしょうか?だいたい、メディアの意見をまとめるとこんな感じ!?

で、でも。私は反対。。。かな。

環境問題を考える時、還元ができないものを作りだすってことは、その行き着く先を予め考えとかないといけません。還元できないのですから、それが不要になった時にはその不要物はどんどんどっかにたまっていくことになります。確かに、目先のガソリンの代用だけを考えたら、原子力発電はクリーンだしゴミもでないし経済的にも効率的なのかもしれない。でも、100年後の未来を考えた時、例えば、原子炉が老朽化しました。。。部品を交換しましょう。なんてなったとき、部品は適切に処理できるのかしら??ほんとに、何も廃棄物はでないのかしら??今の原子炉は果たして100年後はどうなるのだろう?時間軸のスコープをちょっと伸ばしてみるだけでも、クリーンエネルギーって言えるのか疑問がでてくる。

もしもの時の原子炉

事故処理についても還元回復を考えないといけませんよね。原子炉の中では核分裂を起こしていて、それをたくみに制御したりひっきりなしに冷却材を循環させて熱を運び出している。この制御装置やら、冷却装置が作動しなくなった時、核燃料は自身の熱で原子炉を溶解し放射性物質が外に流れ出る恐れがあります。これをメルトダウンと呼ぶようですが。この時に冷却に使用している大量の水に反応すると水蒸気爆発を起こしたり、また場合によっては溶鉱炉に使用されている合金が酸化することで発生する水素に引火すると水素爆発を起こす可能性も或る。このような二次災害による被害拡大も懸念されているようです。メルトダウンは起こらない、といわれていたにもかかわらず、実際に、爆発(おそらく水蒸気爆発だと言われている)まで起こしたのが、周辺30Kmの住民を移住に追いやったチェルノブイリ原発事故ですね。

特に日本みたいな災害大国では、やっぱりいくら整備されているとはいえある程度、非常事態を想定する必要はあると思うんですね。日本の原発でメルトダウンが起こったら。これを環境的に保全する方法があるならまだいいんです(ま、起こって欲しくはないですが。。。)今のところ、放射性物質の処理方法もわからず、事故でも起ころうものなら、結局自然の治癒力にまかせるしかないのでしょう?解決策なんてないんですよね???これって非常に一方通行な独りよがりの技術に思えてならないのですよ。正常系ではクリーンでも、異常系ケースを想定した時にもほんとにクリーンエネルギーなの?って疑問がぬぐえない気がしてしまう。

それでも事故は起こる

事故は起こらない!と百歩譲ったとしても、チェルノブイリのような人為的なミスだとか、そもそも意図的な事故や犯罪だとか、戦争が起こったら??チェルノブイリですら、流出した放射物質の量は広島の500倍といわれてるんだもの。何事も未来を予測し回避することはできないでしょ。だから起こってしまったときに対処がとれなくちゃいけなくって。もしそれが人知の及ぶところで対処ができないのであれば、それを作ること自体が時期尚早なのではないかなぁ。。。そんな風に思うのだけど。

最近のメディアの動向がとっても気になる今日この頃。。。原子力発電はホントにクリーンなのか?ちょっぴり視野のスコープを広げて考えたい。



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Category: | Date:2008/06/06


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