忍者ブログ

新年好 上海(初詣)

Date:

新年好。明けましておめでとうございます。今年の干支は豚。日本だと猪ですけど、中国では猪って色が黒いしあんまりいい印象はないみたい。豚は真ん丸でかわいーイメージがあるのだそうだ。あんまりにも猪を悪く言うもんだから、そんなにイメージがいいなら女性を豚のような人だと言ったらどうなるのか聞いてみたら、さすがにそれはダメに決まっているだろうと怒られた。どうやら女性を豚で喩えるのはどこの国でもNGのようだ。。。豚は財運を呼ぶといわれるそうで、まんまるいふくよかなかわいー豚が好かれます。あぁ、定番の豚の貯金箱っていうのはここからきたのかもしれないですね?

玉仏寺新年初日は、初詣をかねて上海市内の寺院めぐりをした。静安寺→玉仏寺→龍華寺の順ではしごしたのですが、どこに行ってもすごい人の数。やっぱりこっちの人も初詣に行くんですねぇ。ちょっと面白かったのが寺院に入るにはチケットを買うんですが、入場した後このチケットの半券を持っていくとお線香に変えてくれます。こっちのお線香はとっても大きくって大体3、40cmくらいあったと思います。これを持って四つの方角に向かってそれぞれ3礼する。煙がモクモクと立ち込めている様は日本のお寺と変わりませんね。ただ、規模が大きいですけど。龍華寺なんかはドラム缶がずらーっと並んでいてそこでみんなお線香を焚きます。お線香の紙袋を破いてそこらへんに棄てますからそこらじゅうに紙切れが散乱してますね。

狛犬散乱しているのは紙切れだけじゃありません。お賽銭も散乱しています。お賽銭箱がありましたから、お賽銭を投げ入れる文化っていうのも中国から伝わったのかもしれませんね。ただ、こっちの人はお賽銭箱だけじゃなくって、灯篭の穴に投げ入れてみたり、狛犬の口にくわえさせたり、有名なお坊さんの額縁に貼り付けてみた・・・とにかく、そこらじゅうにお賽銭をばら撒くわけですから、とうぜんそこらじゅうに小銭が散乱しています。綺麗にお賽銭箱に投げ入れたりしないんですよ。ちゃーんと、掃除をしている係りの人もいるんですけど、どんどんお線香が焚かれ、どんどんお賽銭が投げ入れられます。掃いては溜まり、溜まっては掃く・・・その様子が生き物のようであり、お寺全体が活気に満ちているような不思議な感覚がありましたね。

その他にもまだ面白い発見もありました。日本人が中国に行って楽しいのは、まがいなりにも漢字が識別できること。玉仏寺で奥のお堂に進んでいくと壁に写経が飾られていたんですね。漢字だからわかるんですよ。中身は般若心経でしたね。有名なお経ですから中国にも同じお経があって不思議じゃないですよね。ただ、そのお経の前に人が立ち止まるんですよ。それこそ、鑑賞している風じゃなくって、読んでいるように見える。それが気になったので、ずいぶん先に進んでしまっていたネイティブのホウさんをわざわざ呼び戻して、読ませてみたんですよ。そしたら読めるんですねー。ちゃんと中国語として意味が通るんだって。へぇ。そういうもんなのかお経って。その隣にあったお経は全然意味が通らないといってたので、全てのお経が現代中国語で読めるわけじゃないみたいですけどね。妙に関心してしまいました。こういう地盤があって始めて日本に伝わったのですねぇ。

最近、ちょうどいいタイミングで仏教のお勉強をしたせいか、寺院めぐりには他にもいろいろ感じるところがあって楽しかったです。そんなことを感じつつ旧正月の初日は中国の初詣を堪能いたしました。

上海旅行記 [ 1 ] [ 2 ] [ 3 ] [ 4 ]

上海ベスト写真集
上海グルメレポート
PR

Category: | Date:2007/02/18


忍者ブログ [PR]