MacBookのトラックパッドでミドルクリックを使うのにめちゃ便利なMiddleClickというオープンソースの無料ツール。開発が終了してしまいしばらく使えなかったのですが、ひさしぶりに調べてみたら開発が再開していた。

それに伴い、MiddleClick-Catalina → MiddleClick-Bigsurと言う名前に変更。試してみたところ、Montereyでも問題なく使えています。改めて記事を書き直しました。


MiddleClick-Bigsur

トラックパッドでもミドルクリックに該当するジェスチャを追加することができます。Magicマウスでも使えます。

その前に、ミドルクリックって使ってますか？マウスのウィール（スクロールするときに使う真ん中のグリグリのこと）って押せるできるようになっていて（押せないものもたまーにあります）、ウィールが真ん中にあることから、ミドルクリックとか、ウィールクリックとか呼ばれています。



僕がミドルクリックを多用するのは主にブラウザ。リンクをミドルクリックすると新しいタブで開いてくれます。ウィールマウスを使っている人は、試しにやってみてください。バックグラウンドで新しいタブが開いてリンク先がロードされませんか？そして、ブラウザのバーにあるタブをミドルクリックすることで閉じることもできます。調べ物をするときにこの機能は欠かせません。検索結果など大量のリンクから気になるものをミドルクリック （→ バックグラウンドで開く）しておくと記事のチェックなどにはかなり便利。※ Command + クリックでも代用ができるので、特に不要、って人もいます。

最近Windowsでは標準でサポートされるようになったっぽいですが、MacBookのトラックパッドの場合、標準でこのミドルクリックがサポートされていません。このツールを使うことで、トラックパッドのトリプルタップ（3本指でタップ）がミドルクリックに割り当てられます。Magicマウスでも使えます！Magicマウス上でトリプルタップするとミドルクリックの動きをします。

ダウンロード

GitHubに公開されているのでここからダウンロードしてください。使い方の詳細もここに書いてあります。Github: MiddleClick-Bigsur

よくわからない人は、直接ダウンロードはこちら
最新版のリリース

インストール

Githubでは、Homebrewを使ったインストールが推奨されてますが、ここでは直接ダウンロードした場合のインストール方法のみ記載しておきます。インストールは、通常通り.zip ファイルを解凍したものをアプリケーションフォルダにコピーするだけです。（初回起動時だけ、開発元が確認できない云々のワーニングがでるので、右クリック → 開く で起動してください。）


過去に古いバージョンのMiddleClickをインストールしていた方:
過去のバージョンはアンインストールする必要があります。また、プライバシー設定に過去情報が残っている場合もうまく動かないので、こちらも削除→再登録をします。

システム環境設定 → セキュリティーとプリバシーを開きます。



画面右下の鍵マークをクリックする（OSのパスワードが求められます）と編集ができるようになります。左窓から、アクセシビリティーってのを選択すると、MiddleClick.appっていうのが既に登録されていると思います。恐らくこれ古いバージョンのものなので、これを選択して、「ー」マイナスボタンで削除して、改めて「＋」ボタンから新しいバージョンのものを再追加してみてください。

設定

設定は特になし！（設定画面もありません。）

しいて言えば、ログイン時に自動起動にしておくと便利だと思います。
システム環境設定 → ユーザーとグループ → ログイン項目 から画面下の「＋」ボタンをクリックするとアプリ選択画面がでてくるので、アプリケーションのなかから、MiddleClickを選べばOK。

その他: ちょっと便利機能

① タスクバーからアイコンを削除できます（コマンドボタンを押しながらドラッグすると削除できます。）

② タスクバーのアイコンをクリックすると、3本指のタップなのか、クリックなのか選択できます。

③ ちなみに、defaultsコマンドを使って、タップする指の数も変更可能だそうです。defaultsコマンドの使い方は、この辺のページのページがわかりやすいです。（参考まで）